2010年10月26日火曜日

食のナショナリズム

 タイでタイ料理店を開店したオーストラリア人シェフが非難を浴びているのだとか。

 Can foreign chefs conquer Thai cuisine?

 David Thompson氏はミシュランにも紹介されているロンドンのタイレストランのシェフだが、ある発言がタイで物議を醸すことになった。

Mr Thompson attracted a volley of nationalist outrage after he was quoted as saying he was on a mission to revive Thai cuisine.

 ちなみにタイは外国でのタイ料理店を認証するタイ・セレクトというのがあるように、自国の料理に強い誇りを持っている国です。

 日本でも一時、海外の日本料理店を認証する制度を作ろうとしていたのですが、"Sushi Police" などと海外からの反応も芳しくなく、沙汰やみになったことがあります。

2010年10月19日火曜日

外国語が苦手

 高給で恵まれた待遇のEU職員に、イギリス人の志願者が少ないという記事。

     Barriers blocking Brits in Brussels

 EUは全加盟国の公用語をEU公用語としており、英語・フランス語・ドイツ語に熟達していなければEU職員は務まらないのだが、イギリス人は外国語が苦手で不利なのだという。

"You have to have a very good level of French or German to get through our tests and there are very few Brits who speak a foreign language. I think that's the biggest single issue we face today."(EU採用担当のイギリス人職員 David Bearfield氏)
 似たような問題は日本にもあって、日本は国連への供出金で世界第二位なのですが、国連職員の数が少ないのです。

     国際公務員 国連で働く

2010年10月9日土曜日

獅子がいた島

 これが笑えれば、シンガポール通。
英語の字幕が出ているので、聞き取れなくても歌詞はわかります。

WE LIVE IN SINGAPURA the MTV version

歌っているのはシンガポールのコメディアン Hossan Leong。


すこし「語釈」をしておくと。
We kenna colonize というのは We've got colonized のシングリッシュ表現。
(kenna は被害・迷惑を受けたという感情を伴う受け身表現なのだそうな)

日本史に関係あるのは

Singapura very strong.
Big gun all ppointing wrong.
Japanese, came on bikes invade us from our backside.(※1)
ってとこですかね。

※1.シンガポールは英国にとって戦略的に重要な拠点であったので、大砲で重武装しており、
外洋からの攻撃には万全に備えていた。 
日本軍はコタバルから銀輪部隊でマレーシアを縦断し、ジョホール海峡を渡って
シンガポールを背後から攻め、陥落させた。
注釈不要かもしれませんが、Sinapura というのはシンガポールの昔の呼称。
(Lion City という意味のサンスクリット語に由来します)