2011年8月20日土曜日

為人民服務

 中国に新任した米ロック大使の写真が中国国内で話題を呼んでいる。

   China debate over US envoy's coffee run
 
 大使ともあろう方なら当然にカバン持ちもつれてそうなものが、大使が自分の荷物を背負って自分と子供のコーヒーを注文しているのが驚きなのだそうだ。

 同じく、米バイデン副大統領は中国高官との会談後、高級中華ではなく近所のふつうの中華料理店で食事をしたことが話題に。これまた中国基準としては驚き。

In China even a township chief, which is not really that high up in the hierarchy, will have a chauffeur and a secretary to carry his bag (BBC記事中の China Dairy からの引用)

 Township Chief というのがよくわからないのだが、どうも市長程度のもののようだ。

American officials are to serve the people, but Chinese officials are served by the people, that's the difference (BBC記事中の Sina.com からの引用)
 
 さすがにアメリカを美化しすぎの気もするのだが、これは春秋の筆法ってやつかもしれぬ。

2011年8月11日木曜日

踊るニンジン

 プロポーズを盛り上げるために、いろいろなことをする人がいるようですが、これはその中国版。

 ニンジンのぬいぐるみを着て踊る集団の中から出てきた1人が、女性の前でぬいぐるみを脱ぎプロポーズをした。

 "Six months ago I met you. I still remember your shyness on our first date, my longing for the next date, and my excitement the first time I held your hand at the movie theatre."
 
 かなり恥ずかしいのですが、ほほえましくもあるので、訳しておきます。

 「6か月前に君と出会った。初めてのデートでの君の恥じらい、2度目のデートを僕が待ち焦がれた気持、そして映画館で初めて君の手を握ったときの胸の高鳴を、今でも忘れられない」

 これじゃ、中学生のデートですね。
 
 周囲の人たちが "Merry him, Merry him" とはやし立てる中、彼女は結婚を承諾したのだった。

 ちなみに、このプロポーズには10万元($15,600相当)かかったそうだ。円高の今の相場($1=76~77円)で換算して120万円くらいか。


  BBCの記事
    Chinese man in 'dancing carrots' wedding proposal

  検索して見つけたビデオ付きの記事(このビデオも料金のうちなのでしょうね)
    Chinese Man Proposes to Girlfriend, Backed by Giant Dancing Carrots

 ビデオを見ていると何となくやらせっぽくて。彼女は赤いワンピースでまるで撮影されることを前提にしていたようなのですね……。
 前に書いた愛のミュージカルのように、後々まで思い出に残るビデオになるのでしょうね。