2009年12月26日土曜日

春まだ遠く

 気象庁の桜開花予想取り止めを報じたBBC記事。

  Japan weather agency ends cherry-blossom forecasts

 こんなのまで記事になるのかと思ったのですが、日本と桜とお役所(気象庁)とキーワードは外人さんには魅力的かも。

2009年12月19日土曜日

銀行叩き

 穴からモグラの代わりに銀行員が顔を出す銀行叩きゲームが、サフォーク(イギリス)で大うけ。

  Bankers 'whacked' in arcade game

2009年12月11日金曜日

ゲップはだめよ

 温暖化ガス排出抑制のため、品種改良してあんまりゲップしない羊を作ろうという話。

  Australian aims to breed 'green' sheep that burp less

 人口よりも羊の数が多い農業国ですので、家畜が排出する温暖化ガスは馬鹿にならないのです。

しらふではやってられん!

 この不況下に意外に売れているのがスコッチ・ウイスキー。

 Whisky exports show 'resilience'

 しかも、なぜかベネズエラでの売上が好調、とか。

2009年12月8日火曜日

鉄宿

 静かな部屋で安眠したい、というのがホテルに希望することなのですが、あえてこんな部屋に泊まりたい人もいるのですね。

  Japan's hotels woo train spotters

 駅近くのホテルが、「電車がよく見える部屋」という宣伝文句で鉄道マニアの宿泊客に訴えているのだそうな。

ねずみを食うな?

 以前、犬を喰らうにも書いた通り、私はあんまり人の食い物の趣味には文句をつけないことにしています。
 もちろん、自分が食べたいとは思いませんが、ねずみを食べる人にも文句はない。
 
  I'm A Celebrity's D'Acampo and Manning face rat charges

 まぁ、ナイフでねずみの首を切るような場面をわざわざ放送して動物愛護団体を怒らせるのはやりすぎとおもいますが。

 それにしても、この手のニュースはオーストラリアとかニュージーランドが多いように思うのは気のせい?

2009年11月30日月曜日

女装

 名古屋では4名の警官に女装させて引ったくり犯を捕まえようとしているそうだ。

  Nagoya policemen dress in drag to nab purse snatchers

 4人の警官は皆さん格闘技の黒帯という腕自慢だが、残念ながら犯人逮捕には至っていない。
 ところで、この記事を載せているJapanTodayでは、登録会員が記事にコメントを付けれるのだが、みなさん、おのぼりさんと同じことを考えられたようだ。 

 なぜ、黒帯を保有する婦人警官をおとりにしないのか?

Why don't they use women forces like used in groping cases? It's effective and obvious fact that using female cops is the best way to make a trap for the snachters. (ある読者のコメントより)

2009年11月28日土曜日

渇いたラクダ

 旱魃に苦しむオーストラリア。
 人口わずか300人の町に、水を求めて6000頭のラクダが殺到。

 Thirsty camels get the hump in Australia water search

 ラクダってオーストラリアにいるの? と疑問に思ったのですが、開拓のために外部から持ち込まれた生き物なのだそうです。

Camels were introduced as pack animals in the late 19th and early 20th Centuries and then released into the wild as road and rail transport improved.

2009年11月24日火曜日

孫はかわいい?

 母親に代わっておばあちゃんが子育てをするサル(日本猿)の話。

  Grandmother monkeys care for baby

 こどもをなくした母親猿がよその子を育てる「里子」というのはこれまでにも観察されているそうですが、子育てを終えた猿が子どもを引き取って育てるという事例ははじめて確認されたのだそうです。

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2010/4/12追記
 今ごろ朝日新聞の記事になってるよ。
   祖母のおっぱい、孫に吸わせる ニホンザル、母に代わり

2009年11月23日月曜日

鈍感なメディア

 日本の記者クラブを取り上げた記事。

  New Leaders in Japan Seek to End Cozy Ties to Press Clubs

 興味深かったのが金融庁記者クラブに所属する全国紙記者の以下に挙げる発言。

[h]e said, it(*1) allowed nonmembers to attend news conferences as observers on a case-by-case basis, and even allowed them to ask questions, something other press clubs still prevent such observers from doing.

He also noted that the club had opened up slightly in the past decade by allowing the big American and British financial news agencies to join. But he said the press club wanted to ensure that people posing as journalists did not get in and disrupt proceedings.

*1:金融庁の記者クラブ
 私は日本のマスコミは「日本語という非関税障壁」に守られているものと思っていましたが、ネイティブ・ジャパニーズとしてそれは当然のこと(どうしても日本のメディアに参入したい外国企業があれば、日本語をつかえばいい)と思っていました。
 しかしこのコメントを読んで、マスコミ業界は内輪の論理で守られた閉鎖的社会なのだと改めて感じました。
 (米英の大手金融メディアが記者会見に同席することを「認めている」のだそうで、意地悪く言えば日本ローカルなマスコミがいつからそんなにえらくなったのか、と問いただしたくなる)

 亀井金融大臣のモラトリアム発言があんなに非難を浴びたのも、かんぐってみれば主流マスコミの亀井氏に対する反発の現われではないか、などと疑ってしまいます。(もともと無理筋ではあったが、あそこまで叩かれる発言ではない)

2009年11月22日日曜日

勇気(その2)

 マレーシアの反体制派・Teoh Beng Hock が留置場内で不審な死を遂げ、いちど埋葬された遺体を再度検死する事態となった。

Malaysia opposition aide Teoh Beng Hock's body exhumed

 で、その事件の内容とは別におのぼりさんが注目したのは、掲載されていた写真。以前に勇気というタイトルで紹介したタイの法医学者・Pornthip Rojanasunandさんです。
 遺体に残った痣などから、首を絞められたり拷問された可能性があり、Teoh Beng Hockが殺された可能性は80%と Pornthipさんの発言は、真相究明を求めるマレーシアの野党勢力を後押しする形になっています。

刀で武装した7人の男

 ついこの間、貧しい国に海賊の話を書いたのですが、今回は南シナ海で日本企業が運行するパナマ船籍のタンカーに対する海賊行為。
 刀で武装した海賊7人がタンカーに乗り込んだが、船室は鍵がかかっていて侵入できず、警報装置が作動したため、逃走したという。

 Pirates attack Japanese-managed tanker in South China Sea

 最近まで内戦下で武器が簡単に手に入るソマリアとは違い、同じ海賊行為でも南シナ海はもう少し平和なようです。

2009年11月21日土曜日

ターミナル

 映画「ターミナル」の実話版、といった話。

 Chinese activist camps out at Narita airport

 中国の著名な人権活動家・馮正虎(Feng Zhenghu)は、成田空港から中国への帰国を試みるも再入国を拒否され、成田空港内で生活している。
 有効なビザを保有しているので日本への入国は可能だが、

“I want to go back to China. I have no reason to stay in Japan,”

と述べ、成田空港から日本への入国もしていない。

貧しい国

ソマリア沖でシンガポールのタンカーがハイジャックされ、28人の北朝鮮人船員が捕らわれたというニュース。

Pirates seize N Korea tanker crew

先の文に登場する3つの国名(ソマリア・シンガポール・北朝鮮)のうち、2つが絶望的に貧しい国。

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2009/11/23
[訂正]
×シンガポール船籍タンカー → ○シンガポールタンカー
(原文表記:Singaporean-operated tanker)

海運の世界には便宜置籍船というのがあって、規制や税金面で有利な他国(リベリア・パナマなど)に船籍を置くということが行われています。
この文章の "Singaporean-operated" という表現からは、シンガポール船(シンガポール企業が運行している船)であることは明らかなのですが、船籍については不明なので表現を改めました。
なお、刀で武装した7人の男の記事では「日本企業が運行するパナマ船籍のタンカー」という日本語表現を採っていますが、この原文には "Japanese-managed-tanker " と "Panama-registered-tanker" という2つの表現があることから、こういう日本語表現にしています。(逐語訳をしているわけではないので、端折っています)
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2010/4/13
 けっきょく、身代金を払ってタンカーも人質も解放されたそうです。(3/16付けBBC記事より)
    Somali pirates free chemical tanker and N Korea crew

2009年11月20日金曜日

失礼な!

 知らなかったのだが、オバマオTシャツはオバマ大統領に失礼だ、ということで中国で発売禁止になったのだそうな。

 で、そのオバマオTシャツを撮影したCNN記者が一時拘束された、というニュース。

  "CNN's Emily Chang detained over ObaMao shirt

 お国柄、外国人ジャーナリストを拘束なんてことにいちいち驚きはしないが、大統領に失礼だ、というロジックが理解できない。
 毛沢東は今でも天安門に肖像が飾られている中国建国の父であり、オバマ大統領と組み合わせたところで(中国当局のロジックとして)オバマ大統領に対して失礼ということはないハズ。
 オバマ大統領にしても、アジアのよき理解者イメージを演出したいところなので、オバマオが失礼だということは(少なくとも、表向き)ないと思う。
 そう考えると、「毛沢東に対してオバマオが失礼」というのが中国の本音、ですかね。

2009年11月18日水曜日

白黒テレビ

 記事の中身よりも、リードの文章が気になったのです。

Almost 30,000 people across the UK still tune into their favourite programmes on black and white TV sets.


 イギリスで3万人が白黒テレビを見てる? それってもしかして、白黒の方がBBCの視聴料が安い(かどうかは知りませんけど、たとえばの話)ので、カラーテレビを持っているくせに「うちは白黒しかないよ」ってとぼけてるのではないか、などと疑問に思っています。
 (だいたい、白黒テレビって売っているのか?)

 Thousands shun colour television

2009年11月14日土曜日

オリンピックの残り物

 1992年のバルセロナオリンピック以来、選手村でコンドームが配られるようになったそうですが、北京オリンピックでのコンドームがオークションにかけられたそうです。

  China to auction Olympics condoms

 5000個単位で入札しなければならないので、個人が買っても持てあましてしまうと思います。

人間を洗車

 洗車機で体を洗おうとしたオーストラリア人・4人が逮捕されたというお話。

 マッパになった4人を連れの女性が写真に写していた、ということなので、まぁお遊びだったようです。
 機械が動き出す前に警官がやってきて、逮捕されました。

 警察官のコメント:

[h]igh pressure sprayers were powerful enough to remove skin, and the cleaning chemicals could have burned the men's eyes.
 
 洗車機の水圧は人間の肌をはがすほどに強力で、洗剤は目を痛める。


 洗車機はあまり人間向けではないようなので、まねはしないほうがよいようです。

   Men are found 'naked in car wash'

2009年11月9日月曜日

聖職者の年金

 英国国教会の年金運用で損失を出してしまい、そのつけは信者にも回ってくるのでは……というお話。

  Churchgoers 'face pension bill'

 聖職者って年金があるんだ(あっていけないわけはないが)、というのも新鮮な発見ですが、割とリスクをとりに行く運用スタイルだという点は「神の御心」に適っているのかしらん、などと思いました。

インド人技術者

 私は情報処理技術者なので、やはりこういう記事は読んでしまいます。

  Indian engineers becoming backbone of Japan's IT industry

 「日本語という非関税障壁に守られた日本のIT市場なのだから、日本人技術者は商売安泰」という甘い時代ではないようです。

950回目の正直

 950回目にして運転免許の筆記試験に合格した韓国のおばちゃん。

  Woman passes 950th driving test

 以前にもBBCサイトでこの人の話を読んだ記憶があり、一種の有名人のようです。
 それにしても、まだ実技試験があるのだけれど、どうなるのだろう。(合格したらまたニュースになるのかな?)

2009年11月7日土曜日

にんにくパワー

 アイルランドのブライアン・レニハン財務相は、深夜に及ぶ会議中に生にんにくをポケットから取り出し、ぼりぼり齧って気力を維持したのだそうな。

 Irish minister's raw garlic habit

砂漠で電気

 サハラ砂漠で太陽発電した電気をヨーロッパに送電しようという壮大なお話。

 Sahara Sun 'to help power Europe'

 スケールが大きくて、楽しいのだけれど、
The initiative has gained the support of the German government of Angela Merkel, who has already expressed a desire to offset a dependence on Russian gas supplies.

地政学的な計算はちゃんとされているようです。

全国山河一片紅

 そうそう、もみじの季節で山河も赤く色づき……、て話ではありません。

 文革期の中国で発行されたこの切手は、中国全土を真っ赤に塗ったのですが、少々、塗り忘れがありました。
 台湾です。

  'Red' China stamp fetches record

 文革期ですから、「うっかり塗り忘れてました」なんて話は到底通らないと切手のデザイナーは覚悟していたのですが、幸い処罰されることもなくすんだのだそうです。

暴力はいかん

 インターネットに熱中して引きこもり化している若者が問題になっている中国。
 インターネット中毒を矯正するための施設がはやっているのですが、そこでの暴力が問題になっていることを、以前に ネトゲ廃人救済キャンプ?で紹介したことがあります。

 中国衛生部は、インターネット中毒矯正施設での暴力による矯正を禁止するガイドラインを制定中とのこと。
 
 China to ban beating web addicts

2009年10月27日火曜日

見世物

 インドネシアの新生児として最も体重の重い赤ちゃんが日本の医療団体の招きで来日するという。
 まぁここまでは、悪くない(悪くなさそうな)話なのだが。

The plan to bring Akbar to Japan, however, has sparked controversy. Although his doctor supports the plan, some of his neighbors say he will only be exploited by Japanese doctors and the media.


 日本の(医師・医療機関はともかく)メディアに利用されるだけ、という意見は否定できないですね。
 (そういう下品な見世物的テレビ番組を見た記憶がある……)

 Japanese doctors invite Indonesian giant baby to Japan
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2009/10/28記:
 肝心の記事のリンクを載せ忘れていましたので、追記しました。 ^^;)

特権と義務

 金持ちで人より恵まれているのだから、もっと税金を払わせてください、とドイツの富裕層が政府に訴えでたのだそうな。
 ええかっこしい、と簡単に切って捨てれないのは以下のようなところ。

Simply donating money to deal with the problems is not enough, they want a change in the whole approach.


 寄付をしていい気になるのではなく、格差社会に対する対応全般を見直す(change in the whole approach)一環として富裕層への増税を呼びかけているのですね。

 Rich Germans demand higher taxes


 

2009年10月21日水曜日

オバマオ

 人民服(Mao Suit)を着たオバマ大統領を描いた オバマオ(Oba Mao) Tシャツが中国で売られているのだそうな。
 Add ‘Great Helmsman’ to His Many Titles

2009年10月20日火曜日

21世紀のピラミッド

 2012年、金日成生誕100周年を祝うべく、平壌の美化に励む北朝鮮。
 未完成のまま放置されたピラミッド型の「柳京ホテル」もエジプト企業の手を借りて何とか完成にこぎつけようとしているのですが……

Will 'Hotel of Doom' ever be finished?

2009年10月14日水曜日

オーストラリア英語

 オーストラリア・アクセントというのはなかなか手ごわい。

 オーストラリアのジュリア・ギラード副首相がアメリカの学校を訪れたのですが、彼女の英語を聞いたアメリカ人生徒から「オーストラリア人は英語を話すのか?」と質問されたとのこと。
 まぁしょせん子どもの発言で、ギラードさんも
"That Australian accent is foxing them a bit."(オーストラリア訛りがちょっときつかったかしら)

と、穏やかに笑い話にしている程度のことなのですが。
 なんだかシュワちゃんの「キンダーガーデン・コップ」を思い出しました。

 What We Have Here Is Failure to Communicate

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2012/8/13 追記
 いまさらで気が引けるのですが、誤りを修正しました。

 ×ジュリア・ラード副首相
 ○ジュリア・ラード副首相

 ジラードではなく、ギラードなのですね。
 ギラードさんは2010年6月24日より首相に就任しています。
 
 まぁ、ジラード事件、なんてのが頭にあって、ちゃんと調べずに音訳してしまったのが間違いのもとだったのですね。
 ちなみに、ジラードは Girard でそもそもつづりも違います。

厄介払い?

 ダラスから成田経由でバンコクに向かうアメリカ人が手荷物の中に拳銃を持っていたということで、成田で逮捕されました。
 本人は「拳銃は何年か前に荷物にいれたまま、ずっと忘れていた」といっているそうです。

  American transit passenger with handgun arrested at Narita
   
 9・11以来、アメリカの出入国管理は厳しいはずなのに、なぜ日本に来るまで見つからなかったのか、不思議です。
 まぁ、テロリストがアメリカに入国するのはまじめにチェックしても、アメリカから出ていく方は気にしていなかった?

職業体験

 キッザニアの記事なのですが、書き出しが気に入りました。

In most places child labour is frowned upon.
But not at a theme park in Japan, where boys and girls fight fires, pursue criminals through the streets and perform the more humdrum tasks of making hamburgers and delivering parcels.  

たいていの国では児童労働に眉をひそめるであろう。
しかし、日本のこのテーマパークは例外だ。ここでは少年少女が消防士になったり、刑事となって街の犯罪者を追かけたりするばかりか、ハンバーガーを焼くとか荷物を配達するという単調な仕事にも就いている。 


 Children take over at Tokyo theme park

2009年10月11日日曜日

タジキスタンのジミー

 Youtube がきっかけで知られるようになった歌手、といえばスーザン・ボイルさんの名が挙がるのですが、あれはテレビのオーディション番組がYoutubeに流れたのであって、既存の放送メディア出身といえましょう。
 タジキスタン出身で Jimmy の名で知られることになった彼は、外国人労働者として出稼ぎにきていたロシアで、楽器代わりにバケツや机を叩きながら歌う姿を友人が携帯で録画し Youtube にアップロードしたのがきっかけで歌手としてのキャリアが開けたのです。

 Tajik Jimmy sings "Jimmy Adja"(Youtube)

 Web makes Tajik migrant a star(BBC)

2009年9月30日水曜日

紳士のスポーツ

 日本は世界一馬券が売れる国なのだそうな。

Dispute over horse race bet cash

(以下、引用)
The BHA (British Horseracing Authority) says Britain was second only to Japan in the total amount bet on horse racing, with £12.1bn wagered in the country against just under £14bn wagered in Japan.

2009年9月22日火曜日

さようなら、Far Eastern Economic Review

 アジアを中心取り上げる英文経済誌 Far Eastern Economic Review が今年12月で廃刊になるそうです。
 経済誌とはいいつつ、政治経済全般を広く取り上げており、日本で報道の絶対量が少ないアジアのできごとを理解する上でたいへん役に立つ雑誌として、たぶん10年以上購読してきました。
 独裁政権など報道に制約のある国も少なからずあるアジアを中心にレポートしながら、筆を曲げずにがんばっていることに共感して、あまり記事に目を通す時間がない時期にも応援する気持ちで購読契約を更新し続けていた、個人的な思い入れのある雑誌だけに残念です。

 Leading Asian magazine to close

情けは人のためならず

 腹痛で苦しむを人を善意で車に乗せてあげると、「白タクだ」と捕まってしまったという話。
 中国のネット上で話題になった事件で、運転手は最終的に罰金を払って自分の車を取り戻す羽目になってしまったそうな。
 タイトルにしたことわざ(他人に情けをかければ、いつか自分に帰ってくる)とは反対で、情けをかけると不幸に会うのが世の常、なんですかね。

 No Good Deed Goes Unpunished(Far Eastern Economic Review)

 Private car owner helped someone out of kindheartedness but was fined 10,000 yuan instead.(Southern Metropolis Daily、東西南北より孫引き)

2009年9月20日日曜日

鉄板上のデブ猫

 なんだか、こんなネタばっかり拾っているような気がしますが……。

  German fat cat turns to hot dogs

 ブローカーとして勤めていた米系企業を首になった後、ホットドッグの屋台で起業したドイツ人の話です。
 ドイツは社会福祉に手厚い国ですが、あえてまったく新しいことに挑戦するその志がすばらしい。
 もっとも、この人の場合はいまさら金なんてどうでもいいのかも。

※原文記事タイトル中の fat cat というのは「金持ち」の意味の俗語だそうです。

2009年9月14日月曜日

名誉回復(戦争の時代とコンピュータ)

コンピュータの概念を築いた人物の一人でもあるアラン・チューリングは、(当時のイギリスでは違法であった)同性愛者として訴えられ、後に自殺と思われる死を遂げています。
 イギリスのブラウン首相はチューリング名誉回復を図るために、謝罪の意を表明しました。
 チューリングの名は、私にとっては情報処理試験のテキストでお目にかかった人、なのですが、コンピュータというものが姿を現してくる時代、というのは妙に好奇心をそそるものがあります。
 愛国者に対する名誉回復という記事の性質上、チューリングの業績として第2次大戦中の暗号解読を大きく取り上げています。
 同じ時代にマンハッタン計画で原爆開発に従事していたのが、プログラム内蔵型コンピュータという概念でコンピュータの父などと呼ばれることのあるフォン・ノイマンです。

 PM apology after Turing petition

2009年8月30日日曜日

タクシードライバー日誌

 分子生物学の博士号を持つタクシー運転手がシンガポールに登場。
 元は国立の研究機関に研究者として勤めていたのが解雇され、転職活動も不調に終わり、タクシー運転手に転職したのだそうな。 
 
■本人のブログ
 A Singapore Taxi Driver's Diary

■紹介記事
 PhD holder now a cabby
 Observations From the Front Seat
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2009/9/11 補記
 ブログ記事のタイトルを変更しました
  タクシードライバー日記 → タクシードライバー日誌
 もともと梁石日さんの本のタイトルを取ったつもりだったのですが、間違えていました。

2009年8月26日水曜日

世襲

 あまりに日本的な「世襲議員」ってヤツを取り上げています。

 Will Japan re-elect its hereditary politicians?

「アメリカにもブッシュ家やケネディー家があるし、インドだってガンジー家がある。しかし日本ほど政治が家業になっている国というのは珍しい」というのが記事の書き出し。

犬を喰らう

 ニュージーランドで飼い犬を殺して食べちゃった人がいて、物議をかもしているそうです。

 New Zealand row over roasted pet

 私は基本的に犬でも鯨でもこうろぎでも食えばいい(犬とこうろぎは食べたくないですが、他人が何を食おうとその人の勝手)と思っているので、こんなニュースが実名入りで世界に配信されるのにはいささか同情します。

2009年8月25日火曜日

火事だというのが、見て分からんか?

 海外旅行中に状況によってはあんまり付き合いたくない(けれども付き合わざるを得ない)のがタクシー(リキシャ・バイクタクシー・シクロ、などなど交通機関)の運転手です。
 このタクシーの運転手もキックバック欲しさにあるホテルを案内したのですが……。

 Can’t Sleep, Bed’s on Fire

 贅沢はいいませんが、燃えていないホテルに泊まりたいのですぅ……。

2009年8月23日日曜日

指輪物語

 男は妻に誓った。「必ず指輪を取り戻す」と。
 新婚の妻の指から滑り落ち指輪は、海に沈んだ。指輪の落ちた場所の目印として、生態学者の夫は碇を海に投げた。
 約束は守られた。16ヶ月後に。

 New Zealand has new Lord of Ring

2009年8月17日月曜日

愚かな犯罪者

 こんなしょぼい犯罪で世界に報道されるのはいやだ、と思ってしまいました。(犯人の名前は出ていませんけど)
 しかも、こんなコメントまでされて。

Store manager Garry Knight described the unconventional method of stealing as one of dumbest things ever done.


 この男は、CD屋に自分の名前(本名)を書いてCDを予約したあと、店員の隙をついてレジからお金を盗んでいたのですが、その状況が4方向から防犯カメラに捕らえられ、体をかがめていた犯人の頭上のモニターにしっかり写っていた、というのです。

 警官が警官が駆けつける前に逃亡したものの、店の常連客で店員も犯人との面識があり、逃げ切る可能性なし、ということです。

 'Dumb' NZ thief leaves his name

安上がりに行こう

 私は日本人だから、死んだら当然火葬だと思ってるのですが、米国では土葬が主流なのですね。
 火葬して灰を撒いてしまうのはエコなのだそうな。

 If you bury me, make sure it's cheap

 個人的には葬式にお金をかけないことは賛成。私も死んでしまったら海にでも灰を撒いてもらいたいです。

2009年8月16日日曜日

検閲ソフト

 不適切な動物裸体写真とか風紀委員に書いてきた中国のパソコン検閲ソフトですが、個人所有のパソコンへの導入は義務ではなくなった、ということです。
 めでたしめでたしなのですが、公共の場所にあるパソコンへは導入が義務付けられており、インターネットカフェもその対象だとのこと。
 中国でどれくらいの個人がパソコンを保有しているのかは知りませんが、パソコンを持たずにインターネットカフェで利用するという人は、けっきょく検閲ソフト導入済みパソコンを使用するしかないわけです。

China scales back screening plan

臭いもの

 写真だけで、つい選んでしまった記事です。^^;)
 ヨーロッパの食品・酒類が中国に受け入れられるかという記事なのですが、私にはブルーチーズとの比較で取り上げられた臭豆腐を、ヨーロッパは受け入れられるのかという方にも興味があるのですね。

 Let them eat cheese

2009年8月13日木曜日

革命的快餐厅

 北朝鮮にハンバーガーショップができた、という話は聞いていたのですが、その写真が入っている記事です。
 シンガポール企業が設備を提供し、店舗の運営や食材の調達は現地で運営しているそうで、キムチ味バーガーなど味付けも現地風だそうです。
 
 Fast Food Revolution
 N.Korea's 1st Fast-Food Restaurant Opens

2009年8月9日日曜日

お金の習慣

 意地悪くいえば、クレジットカードなどの借金で大量消費してくれる輩がいないことには、経済も回らないのですね。(だから、「私以外の」みんなにはぜひ無駄遣いをしてほしい)
 まぁ、そんなことがいつまで続くのか、というのがサブプライムローン問題の始まりなのですが。

Teenage spenders struggle to learn

ネトゲ廃人救済キャンプ?

 [M]ost camps chose to use military-style discipline over scientific methods.
 戸塚ヨットスクールみたいだ……。

'Web addict' death investigated

2009年8月1日土曜日

お嫁さん探し

 何年か前に、ベトナムに旅行に行きました。
 当時同じ職場(プロジェクト)に台湾系アメリカ人の若い女性がいたのですが、私がベトナムに旅行に行ったと聞いて「日本でお嫁さんが見つからないからベトナムにお嫁さんを探しにいったんでしょ? 台湾にもそんな人いっぱいいますよ」とからかいに来ました。
 ええ年した独身男(おのぼりさん)は、完全になめられてましたね。

 記事のタイトルを見たとき、そんな古い話を思い出しました。

 Taiwan curbs foreign bride firms

2009年7月28日火曜日

退屈なイルカ

 ニュージーランドのイルカ、モコは人気者なのですが、冬場の最近はダイバーも遊びにこなくて退屈だったようです。

 Playful dolphin strands NZ woman

2009年7月26日日曜日

プロパガンダ

 北朝鮮も当然英語で世界に情報発信しているのですが、かつてその翻訳作業に携わっていたイギリス人の話です。

 The meaning of N Korea's strange jibes

チャイナジーラ

 国営・中国中央電子台(CCTV)がアラビア語放送をはじめるそうな。

 China launches Arabic TV channel

2009年7月24日金曜日

カーリングの石

 オーストラリアでは保冷車に保管されていたカーリングの石が大量に盗まれたそうです。
 そんなもん盗んでどうすの? と気になった方は、原文記事をどうぞ。

 Theft dismays Australia curlers

2009年7月22日水曜日

単一民族国家論の虚構

 あ、いや、日本の話ではありません。

http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/8141867.stm

ガラパゴス

 Palmユーザーのおのぼりさんからすると、日本の携帯というのはそれまでのガジェットの流れと無関係に生まれた「突然変異」なんですね。
 良くも悪くも、「究極の家電」いうべきなのでしょうね。

 Why Japan’s Cellphones Haven’t Gone Global

2009年7月12日日曜日

ネバーランド

 上海近郊にネバーランドのレプリカを作ろう、という計画があるそうなのですが。

 China ponders Neverland replica

 周辺の景観も考えて、中国風にアレンジするそうな。 (ーー;)

2009年7月11日土曜日

2009年7月4日土曜日

カネ払ってくれるんだろうか?

 採算が取れなくて閉鎖されたイギリスのビール工場が、解体され外国に移設されました。
 工場売却に携わった人の証言が紹介されています。「コリア、って聞いたから韓国だと思ってたら、北朝鮮だったんだね。そのことに気づいて最初に思ったのが、『カネ払ってくれるんだろうか?』ってことだ」

 From Ushers with love

イギリスのヤマンバ

 日本文化を世界に発信、なんて最近はやりの言説がありますが、こういうのはいかが。

 Japan's fashion rebellion goes West

2009年6月22日月曜日

観光ガイド

 世界不況の震源地、ウォールストリート。
 どうせ観光するなら、こんなガイドはいかが?

 Ex-trader works as Wall St tour guide

ワニだワニだ!

 オーストラリアの救急ヘリコプター・パイロットがワニを発見。もっと近づいてみようとして、墜落。救援が来るのに時間が来ると考えた彼は、同乗していた友人を……。

 沈着な処置(?)を取った割りに、そもそもの墜落の原因が……。

 Crocodile causes helicopter crash

貧者のネットバンク

 携帯、というのはかなり貧しい国も含めて世界中に広がっています。で、銀行口座を持たない人たちの多い貧しい国で、携帯を利用したネット銀行を、って話なのです。
 「ATMもないのに、どうやってお金を預金したり引き出したりするのさ?」という疑問をもたれた方、答えは記事で。

 Africa pioneers mobile bank push

2009年6月18日木曜日

風紀委員

 不適切な動物裸体写真に書いた中国の検閲ソフトですが、国内外の非難を浴びて、検閲ソフトの「使用は強制ではない」と後退しました。
 記事の写真は検閲ソフトを擬人化した"Green Dam Girl"。

 China clarifies web filter plans

大胆な婚活

 結婚情報サービス会社のウェブページで婚活中の韓国人女性実業家。
 資産は1800万ドル。応募した男性は約400人。

 Hundreds seek to wed rich Korean

2009年6月14日日曜日

密漁

 IWC加盟国だったソ連はかつて、商業捕鯨禁止を破って秘密裏に捕鯨を行っていたのだそうな。

  Re-telling the Soviet harpoon race(BBC)

 この記事、「捕鯨は悪」という捉え方ではなく、鯨の頭数の回復なども押さえた冷静な議論で、好感を持ちました。

不適切な動物裸体写真

 中国の全てのパソコンにインストールすることが義務付けられた「検閲ソフト」。

  China's computers at hacking risk(BBC)

 「政治的な検閲ではなく、不健全なサイトへのアクセスを禁止する」というのが当局の言い分です。
 「Windowsでしか動かないソフトなので、Macユーザーには関係ない」「Internet Explorer からエロサイトにアクセスするとブロックされるが、Firefox からだとアクセスできた」、とか「豚の画像はブロックされたが、黒人のヌードは見れた」(肌の色でヌードを判別しているのだそうな)など、今のところ、笑える点もあるのですが……。

勇気

 髪を赤く染めたあんまり医者っぽくない法医学の女医 Pornthipさん。
 見かけとは裏腹な勇気に感心します。

 Thailand's fearless 'Dr Death'(BBC)

2009年6月10日水曜日

万里の防火壁

 天安門事件の記憶。
 ツイッターに載せた声は、"万里のファイアーウォール"(great firewall of China) から滲み出し世界に届く、のか?

  Twitterers defy China's firewall

ラブホにお布施

 朝日新聞社の asahi.com にこんな記事が載っているなと見てたら、同じできごとがBBCにもあがっていました。
 BBC記事には "local media say" なんてついているし、朝日の記事の最終段落(このあと引用します)に照応するコメントが出てくるので、たぶん朝日の記事をみたBBC記者が取り上げたのでしょうね。

  Japan group in 'love' cash ploy(BBC)
  ラブホ休憩料を「お布施」に 宗教法人14億円所得隠し(朝日)

 朝日の記事は割と早くにリンク切れになる(古い記事は有料サービスで読めるようです)ので、若干引用しておきます。
 記事と写真を見る限り、実際にホテルに入って取材したみたいですね。

--<引用開始>(下線は引用者)
ホテルは、客から得た休憩料や宿泊料の6割ほどを課税対象の売り上げとして計上し、残りは客からのお布施(喜捨)扱いにしていた模様だ。フロントに問い合わせると、宿泊料の5500円のうち「2千円を喜捨に充てる」と説明した。
<引用終わり>--

 ついでに、BBC記事の最終段落
--<引用開始>(下線は引用者)
One hotel manager was quoted in the Japanese media as saying that the room rate was 5,500 yen ($55, £34) and that 2,000 yen of that was donated to charity.
<引用終わり>--


  

2009年6月8日月曜日

失う悲しみ

 交通事故がきっかけで重い障害を負った子を懸命に支えてきた夫婦--妻は日本人、夫はイギリス人--が、5才の子の死後、遺体をリュックにつめて、崖から飛び降り自殺したという事件
 「心中」という日本的な事件(※1)がイギリスで起きたわけですが、子を亡くした親の悲しみの深さは共感をもって受け止められた(※2)ようです。

Tributes for suicide couple flood Web site(Japan Times)

引用:
※1.
  Kazumi Puttick, 44, and her husband, 34, decided to end their lives at the notorious suicide spot of Beachy Head, near Eastbourne. What makes this case highly unusual is that it involved a family.

※2.
  Hundreds of messages have been left on the family Web site. The postings are nearly all sympathetic and include comments from many parents who have also lost children and experienced similar feelings of despair.

2009年6月7日日曜日

無茶はいかん

駆け込み乗車は危険ですが、電車にしがみつくのはもっと危険だと思います。

Tourist clings to Australia train(BBC)

2009年6月3日水曜日

あれから20年

 天安門事件を回顧する報道中で興味を引かれたのが、この記事。

 Tiananmen killings: Was the media right?(BBC)

 当時の事件の報道に当たったJames Miles記者による記事です。天安門事件を英語ではTiananmen massacre といいますが、この表現は以下の点で事件の性質を正しくあらわしていないと指摘します。

 1.massacre(虐殺)という点では、天安門周辺に限ればほとんどなかった
 2.当時のデモンストレーションが天安門周辺に閉じ込められていたわけでなく、
  広い範囲に及んでいた。

 1.を補足すると、北京という広がりで見れば虐殺があったという点に異論はなく、「天安門」という狭い範囲に限定した名称がよろしくないという議論です。
 「虐殺はなかった」「まぼろしだった」と主張するリビジョニストのおなじみの論法がありますが、Tiananmen massacreという名称ゆえに、「天安門では虐殺はなかった」「天安門事件はなかった」という議論を招かないように、当時の状況をあらためてただしく伝えようというのが記事の趣旨です。

 ついでながら。事件を当時のビデオや音声で振り返ったこの記事もお勧めです。

 Timeline: The Tiananmen protests(BBC)

2009年5月30日土曜日

親も婚活

 "Spouse market" とタイトルにありますが、別に人身売買の話ではなく、年頃の息子・娘を持った親たちが、公園に集まって自分の子どもにあう相手がいないかと情報交換するのですね。

  In pictures: China spouse market(BBC)

 同じテーマの関連で。スーフィーさんが物怖じせずにフツーの中国人に話しかけるのが印象的な、Sexy Beijing より。

  Match Maker, Match Maker(Danwei TV)
 

死者も喜ぶ給付金

 世界不況にあえぐのはオーストラリアも同じ。
 オーストラリアも日本と同様に給付金を出しているのですが……

 Cash for Aussie 'grateful dead'(BBC)

2009年5月25日月曜日

使わないパソコンの電源は切っておいたほうが……

 パソコンを開けっ放しにしていると、3歳児がいたずらして、本物のクレーン車を注文してしまった……。

Toddler buys real digger online(BBC)

2009年5月23日土曜日

苦しいときのブートキャンプ

 元気が出ないときこそ、体を動かそう。

  Dubai's unemployed head for the beach(BBC)

 経済発展が著しかったドバイも今は不況。高給取りだったコンサルタントなど専門職の外国人でも大勢が職を失っています。
 こんなときこそ、体を動かして前向きに行こう、というのが "Bad Times Boot Camp"。
 さんさんと照りつける太陽の下、海岸でエクセサイズに励む皆さんの幸運を、かってながら祈ります。

おせっかいな人

 自殺志願者の背中を文字通り「後押し」したやつの話。

  ニュース記事
   China bridge jumper 'gets a push'(BBC)
  動画
   Suicide Is Painless(Far Eastern Economic Review)
   一男子威胁跳桥 老伯真把他推下去了(Youtube--FEER記事より孫引き)

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2009/5/30追記
 FEER(Far Eastern Economic Review)記事はアカウントのない人は読めないようなので、記事中で紹介されているビデオへのリンクを追加しました。

2009年5月17日日曜日

孤独な存在

 アフガニスタンにはたった1匹しか豚がいないのだそうな。
 Quarantine for lonely Afghan pig(BBC)
 動物園で飼われているこの豚さん、客が不安がらないようにと隔離されたり、「お嫁さんを迎えてあげたいのだけれど、今の状況では……」となんだかかわいそう。