2010年6月15日火曜日

国を思えば

 今回はニューヨーク・タイムズから。

   For North Korean Refugees, Little to Cheer About in the World Cup
 
 古臭い言い方ですが「人種の坩堝」のニューヨークだけに、さまざまな国の出身者が母国のサッカーチームのワールドカップでの活躍を応援しています。

 そのなかで、最も少数派の応援団と思われるのが北朝鮮。そもそもニューヨークにいる北朝鮮出身者というのは国連使節か少数の亡命者というぐらい。「同胞」意識で応援する韓国出身者はいるにせよ。
 亡命者にとっては、祖国の体制に対する不信もあります。また、身の安全を考えてる必要もあり、集まって応援というような目立った行動は取りにくい、という事情もあります。

 北朝鮮にいたときからサッカー少年だった脱北者のJoseph氏にとって、北の暮らしは悪夢だったが、それでもサッカーチームのワールドカップ進出は喜ばしいといいます。
“Even though I left the country I still miss my country; that is my motherland,” he said. “The North Korean players are not the persons who made me leave the country.”

天に唾吐く

以前にもニュージーランドの愚かな犯罪者の話を書いたのですが、今度もニュージーランド発。

 スケートボードなどを扱っている店に、泥棒に入ろうとした2人組。大きな石をショーウインドウに投げつけ、ガラスを割って侵入しようとしたのですが……。

  Smash and grab raid fails as burglar hit by own rock

 ガラスに跳ね返された石が、犯人の1人の頭に命中。あきらめた2人組は逃走した。

"We can see from the CCTV images, one of the offenders is seen throwing a rock at the window which then comes down and hits him on the head, at which point they flee the scene."

 ここまで詳しく報じられているのは、防犯ビデオに全部写っていたからなのだが、犯人はまだ特定されておらず、捜査は続いているとのこと。

2010年6月9日水曜日

ニンニン

 オーストラリア・シドニー。ドイツ人留学生を路上強盗が襲っただが、場所が少々悪かった。

    Hot pursuit ninjas save Australia mugging victim

 ニンジャ学校(a school for ninja warriors)のすぐそばだったのだ。
 事件に気づいたニンジャ生徒の知らせで、他の生徒達も強盗追跡に加わり、2名の強盗は5名のニンジャに追跡される羽目に。
 けっきょく犯人はニンジャの手で警察に引き渡されたそうな。
 
 これでオーストラリアではますますニンジャがはやる、のかな。

お得意様

 詐欺商法に引っかかったカモの情報は、その筋の間で流通し、二度三度と被害に遭うというのは日本でもおなじみの話。
 イギリスの金融サービス機構(Financial Service Authority)がそういうカモの名簿を発見、注意喚起のために名簿に載っている人々に手紙を送ったという。

    Fraudsters' 'suckers list' revealed by regulator

 この名簿は無価値な証券を売りつけている "boiler rooms" グループ内で流通していたもの。被害にあった Jim Gill氏のコメント。
"I would consider myself prudent and I've invested in shares before," he says.
"If I can be caught out I'm sure a lot of other people can be."  

 そこまで巧みな詐欺だったのか、Gill氏が少々自信過剰だったのか。