2010年6月15日火曜日

国を思えば

 今回はニューヨーク・タイムズから。

   For North Korean Refugees, Little to Cheer About in the World Cup
 
 古臭い言い方ですが「人種の坩堝」のニューヨークだけに、さまざまな国の出身者が母国のサッカーチームのワールドカップでの活躍を応援しています。

 そのなかで、最も少数派の応援団と思われるのが北朝鮮。そもそもニューヨークにいる北朝鮮出身者というのは国連使節か少数の亡命者というぐらい。「同胞」意識で応援する韓国出身者はいるにせよ。
 亡命者にとっては、祖国の体制に対する不信もあります。また、身の安全を考えてる必要もあり、集まって応援というような目立った行動は取りにくい、という事情もあります。

 北朝鮮にいたときからサッカー少年だった脱北者のJoseph氏にとって、北の暮らしは悪夢だったが、それでもサッカーチームのワールドカップ進出は喜ばしいといいます。
“Even though I left the country I still miss my country; that is my motherland,” he said. “The North Korean players are not the persons who made me leave the country.”

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