2009年11月30日月曜日

女装

 名古屋では4名の警官に女装させて引ったくり犯を捕まえようとしているそうだ。

  Nagoya policemen dress in drag to nab purse snatchers

 4人の警官は皆さん格闘技の黒帯という腕自慢だが、残念ながら犯人逮捕には至っていない。
 ところで、この記事を載せているJapanTodayでは、登録会員が記事にコメントを付けれるのだが、みなさん、おのぼりさんと同じことを考えられたようだ。 

 なぜ、黒帯を保有する婦人警官をおとりにしないのか?

Why don't they use women forces like used in groping cases? It's effective and obvious fact that using female cops is the best way to make a trap for the snachters. (ある読者のコメントより)

2009年11月28日土曜日

渇いたラクダ

 旱魃に苦しむオーストラリア。
 人口わずか300人の町に、水を求めて6000頭のラクダが殺到。

 Thirsty camels get the hump in Australia water search

 ラクダってオーストラリアにいるの? と疑問に思ったのですが、開拓のために外部から持ち込まれた生き物なのだそうです。

Camels were introduced as pack animals in the late 19th and early 20th Centuries and then released into the wild as road and rail transport improved.

2009年11月24日火曜日

孫はかわいい?

 母親に代わっておばあちゃんが子育てをするサル(日本猿)の話。

  Grandmother monkeys care for baby

 こどもをなくした母親猿がよその子を育てる「里子」というのはこれまでにも観察されているそうですが、子育てを終えた猿が子どもを引き取って育てるという事例ははじめて確認されたのだそうです。

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2010/4/12追記
 今ごろ朝日新聞の記事になってるよ。
   祖母のおっぱい、孫に吸わせる ニホンザル、母に代わり

2009年11月23日月曜日

鈍感なメディア

 日本の記者クラブを取り上げた記事。

  New Leaders in Japan Seek to End Cozy Ties to Press Clubs

 興味深かったのが金融庁記者クラブに所属する全国紙記者の以下に挙げる発言。

[h]e said, it(*1) allowed nonmembers to attend news conferences as observers on a case-by-case basis, and even allowed them to ask questions, something other press clubs still prevent such observers from doing.

He also noted that the club had opened up slightly in the past decade by allowing the big American and British financial news agencies to join. But he said the press club wanted to ensure that people posing as journalists did not get in and disrupt proceedings.

*1:金融庁の記者クラブ
 私は日本のマスコミは「日本語という非関税障壁」に守られているものと思っていましたが、ネイティブ・ジャパニーズとしてそれは当然のこと(どうしても日本のメディアに参入したい外国企業があれば、日本語をつかえばいい)と思っていました。
 しかしこのコメントを読んで、マスコミ業界は内輪の論理で守られた閉鎖的社会なのだと改めて感じました。
 (米英の大手金融メディアが記者会見に同席することを「認めている」のだそうで、意地悪く言えば日本ローカルなマスコミがいつからそんなにえらくなったのか、と問いただしたくなる)

 亀井金融大臣のモラトリアム発言があんなに非難を浴びたのも、かんぐってみれば主流マスコミの亀井氏に対する反発の現われではないか、などと疑ってしまいます。(もともと無理筋ではあったが、あそこまで叩かれる発言ではない)

2009年11月22日日曜日

勇気(その2)

 マレーシアの反体制派・Teoh Beng Hock が留置場内で不審な死を遂げ、いちど埋葬された遺体を再度検死する事態となった。

Malaysia opposition aide Teoh Beng Hock's body exhumed

 で、その事件の内容とは別におのぼりさんが注目したのは、掲載されていた写真。以前に勇気というタイトルで紹介したタイの法医学者・Pornthip Rojanasunandさんです。
 遺体に残った痣などから、首を絞められたり拷問された可能性があり、Teoh Beng Hockが殺された可能性は80%と Pornthipさんの発言は、真相究明を求めるマレーシアの野党勢力を後押しする形になっています。

刀で武装した7人の男

 ついこの間、貧しい国に海賊の話を書いたのですが、今回は南シナ海で日本企業が運行するパナマ船籍のタンカーに対する海賊行為。
 刀で武装した海賊7人がタンカーに乗り込んだが、船室は鍵がかかっていて侵入できず、警報装置が作動したため、逃走したという。

 Pirates attack Japanese-managed tanker in South China Sea

 最近まで内戦下で武器が簡単に手に入るソマリアとは違い、同じ海賊行為でも南シナ海はもう少し平和なようです。

2009年11月21日土曜日

ターミナル

 映画「ターミナル」の実話版、といった話。

 Chinese activist camps out at Narita airport

 中国の著名な人権活動家・馮正虎(Feng Zhenghu)は、成田空港から中国への帰国を試みるも再入国を拒否され、成田空港内で生活している。
 有効なビザを保有しているので日本への入国は可能だが、

“I want to go back to China. I have no reason to stay in Japan,”

と述べ、成田空港から日本への入国もしていない。

貧しい国

ソマリア沖でシンガポールのタンカーがハイジャックされ、28人の北朝鮮人船員が捕らわれたというニュース。

Pirates seize N Korea tanker crew

先の文に登場する3つの国名(ソマリア・シンガポール・北朝鮮)のうち、2つが絶望的に貧しい国。

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2009/11/23
[訂正]
×シンガポール船籍タンカー → ○シンガポールタンカー
(原文表記:Singaporean-operated tanker)

海運の世界には便宜置籍船というのがあって、規制や税金面で有利な他国(リベリア・パナマなど)に船籍を置くということが行われています。
この文章の "Singaporean-operated" という表現からは、シンガポール船(シンガポール企業が運行している船)であることは明らかなのですが、船籍については不明なので表現を改めました。
なお、刀で武装した7人の男の記事では「日本企業が運行するパナマ船籍のタンカー」という日本語表現を採っていますが、この原文には "Japanese-managed-tanker " と "Panama-registered-tanker" という2つの表現があることから、こういう日本語表現にしています。(逐語訳をしているわけではないので、端折っています)
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2010/4/13
 けっきょく、身代金を払ってタンカーも人質も解放されたそうです。(3/16付けBBC記事より)
    Somali pirates free chemical tanker and N Korea crew

2009年11月20日金曜日

失礼な!

 知らなかったのだが、オバマオTシャツはオバマ大統領に失礼だ、ということで中国で発売禁止になったのだそうな。

 で、そのオバマオTシャツを撮影したCNN記者が一時拘束された、というニュース。

  "CNN's Emily Chang detained over ObaMao shirt

 お国柄、外国人ジャーナリストを拘束なんてことにいちいち驚きはしないが、大統領に失礼だ、というロジックが理解できない。
 毛沢東は今でも天安門に肖像が飾られている中国建国の父であり、オバマ大統領と組み合わせたところで(中国当局のロジックとして)オバマ大統領に対して失礼ということはないハズ。
 オバマ大統領にしても、アジアのよき理解者イメージを演出したいところなので、オバマオが失礼だということは(少なくとも、表向き)ないと思う。
 そう考えると、「毛沢東に対してオバマオが失礼」というのが中国の本音、ですかね。

2009年11月18日水曜日

白黒テレビ

 記事の中身よりも、リードの文章が気になったのです。

Almost 30,000 people across the UK still tune into their favourite programmes on black and white TV sets.


 イギリスで3万人が白黒テレビを見てる? それってもしかして、白黒の方がBBCの視聴料が安い(かどうかは知りませんけど、たとえばの話)ので、カラーテレビを持っているくせに「うちは白黒しかないよ」ってとぼけてるのではないか、などと疑問に思っています。
 (だいたい、白黒テレビって売っているのか?)

 Thousands shun colour television

2009年11月14日土曜日

オリンピックの残り物

 1992年のバルセロナオリンピック以来、選手村でコンドームが配られるようになったそうですが、北京オリンピックでのコンドームがオークションにかけられたそうです。

  China to auction Olympics condoms

 5000個単位で入札しなければならないので、個人が買っても持てあましてしまうと思います。

人間を洗車

 洗車機で体を洗おうとしたオーストラリア人・4人が逮捕されたというお話。

 マッパになった4人を連れの女性が写真に写していた、ということなので、まぁお遊びだったようです。
 機械が動き出す前に警官がやってきて、逮捕されました。

 警察官のコメント:

[h]igh pressure sprayers were powerful enough to remove skin, and the cleaning chemicals could have burned the men's eyes.
 
 洗車機の水圧は人間の肌をはがすほどに強力で、洗剤は目を痛める。


 洗車機はあまり人間向けではないようなので、まねはしないほうがよいようです。

   Men are found 'naked in car wash'

2009年11月9日月曜日

聖職者の年金

 英国国教会の年金運用で損失を出してしまい、そのつけは信者にも回ってくるのでは……というお話。

  Churchgoers 'face pension bill'

 聖職者って年金があるんだ(あっていけないわけはないが)、というのも新鮮な発見ですが、割とリスクをとりに行く運用スタイルだという点は「神の御心」に適っているのかしらん、などと思いました。

インド人技術者

 私は情報処理技術者なので、やはりこういう記事は読んでしまいます。

  Indian engineers becoming backbone of Japan's IT industry

 「日本語という非関税障壁に守られた日本のIT市場なのだから、日本人技術者は商売安泰」という甘い時代ではないようです。

950回目の正直

 950回目にして運転免許の筆記試験に合格した韓国のおばちゃん。

  Woman passes 950th driving test

 以前にもBBCサイトでこの人の話を読んだ記憶があり、一種の有名人のようです。
 それにしても、まだ実技試験があるのだけれど、どうなるのだろう。(合格したらまたニュースになるのかな?)

2009年11月7日土曜日

にんにくパワー

 アイルランドのブライアン・レニハン財務相は、深夜に及ぶ会議中に生にんにくをポケットから取り出し、ぼりぼり齧って気力を維持したのだそうな。

 Irish minister's raw garlic habit

砂漠で電気

 サハラ砂漠で太陽発電した電気をヨーロッパに送電しようという壮大なお話。

 Sahara Sun 'to help power Europe'

 スケールが大きくて、楽しいのだけれど、
The initiative has gained the support of the German government of Angela Merkel, who has already expressed a desire to offset a dependence on Russian gas supplies.

地政学的な計算はちゃんとされているようです。

全国山河一片紅

 そうそう、もみじの季節で山河も赤く色づき……、て話ではありません。

 文革期の中国で発行されたこの切手は、中国全土を真っ赤に塗ったのですが、少々、塗り忘れがありました。
 台湾です。

  'Red' China stamp fetches record

 文革期ですから、「うっかり塗り忘れてました」なんて話は到底通らないと切手のデザイナーは覚悟していたのですが、幸い処罰されることもなくすんだのだそうです。

暴力はいかん

 インターネットに熱中して引きこもり化している若者が問題になっている中国。
 インターネット中毒を矯正するための施設がはやっているのですが、そこでの暴力が問題になっていることを、以前に ネトゲ廃人救済キャンプ?で紹介したことがあります。

 中国衛生部は、インターネット中毒矯正施設での暴力による矯正を禁止するガイドラインを制定中とのこと。
 
 China to ban beating web addicts