2010年12月27日月曜日

言語純粋令

 中国のメディア団体が、中国語の純粋さを保つために外来語の使用を新聞・出版・ウェブで禁止することを決定したのだそうな。
 また、外国語だけでなく Chinglish も禁止の対象だそうだ。
 
   China bans English words in media

 まぁ、禁止といってもどの程度の実効性があるのかは記事からはわかりません。「やむをえず外来語を使う場合は中国語での注をつけよ」(If words must be written in a foreign language, an explanation in Chinese is required) という文章もあります。

 Chinglish というと、Ja(pa)nglish も当然あるわけで。
 私の仕事場(常駐している顧客企業)はいまどきこんな会社があるのか? という感じの体質の古い日本企業ですが、なぜか変なカタカナ言葉(英語もどき)を使うのが大好きという不思議な風土があって、日々うんざりしています。
 お客様ですから、「それ、英語としては間違いです」と指摘するわけにもいかないし。打ち合わせなどの場では、相手に合わせて私自身が Janglish を使用する状況もなるし。
 だから、不要なところで外来語を使うのは私も反対。また、外来語には自国語で注を付けるというのも賛成。

 妙なところで中国の公式メディア団体と意見があってしまいました。
 ところで。BBC記事へのコメントで Zhang氏がそれと知らず Janglish に由来する Chinglish を紹介しています。

There are plenty of words in English which have made their way into Chinese. One which I hear all the time is "OL", which means "office lady".

2010年12月26日日曜日

列車の旅

 今時はやらない列車の旅。なんとニュージーランドから、ロンドンまで。
 もちろん、列車で海は渡れないので、一部飛行機などの利用はあります。

  The joy of train travel: From New Zealand to London

 読んだ感想? うらやましい……。

愛のミュージカル

 日本でもバブルな結婚式が流行ったことがあります。
スモークの中をゴンドラで降りてきた新郎新婦がデュエットする、なんてなのもありました。
記事は今の中国の結婚式。新郎新婦が主演で、二人のラブストーリーを再現したビデオを上演するのだそうな。

China newly-weds star in their own 'love music video'

どういうビデオができるのか、は記事のビデオが参考になります。
ちなみに音楽はK-POPを使うのが流行りだそうだ。

2010年12月14日火曜日

ドイツマルク

 ドイツのクリスマス・マーケットでは、今なおドイツマルクの支払いもOKのお店があったりするそうで、今なお、かつての強い通貨・マルクの人気は衰えません。

Euro crisis: Germans yearn for their lost Deutschmark

2010年12月6日月曜日

飲みすぎ注意

11月に休みを取ってフィリピンに行きました。
写真はマニラで買ったTシャツです。
Tシャツに書いてある英語がなかなか笑えます。これはまるで私のことです。
I only drink beer in days ending in "Y".
(40行ほど下に訳と解説を載せています)

































「俺は"Y"で終わる曜日にしか、ビールを飲まない」って、いうのですが、"Y"で終わる曜日というと、 Sunday,Monday,Tuesday,Wednesday,Thursday,Friday,Saturday って、毎日やんか!

2010年10月26日火曜日

食のナショナリズム

 タイでタイ料理店を開店したオーストラリア人シェフが非難を浴びているのだとか。

 Can foreign chefs conquer Thai cuisine?

 David Thompson氏はミシュランにも紹介されているロンドンのタイレストランのシェフだが、ある発言がタイで物議を醸すことになった。

Mr Thompson attracted a volley of nationalist outrage after he was quoted as saying he was on a mission to revive Thai cuisine.

 ちなみにタイは外国でのタイ料理店を認証するタイ・セレクトというのがあるように、自国の料理に強い誇りを持っている国です。

 日本でも一時、海外の日本料理店を認証する制度を作ろうとしていたのですが、"Sushi Police" などと海外からの反応も芳しくなく、沙汰やみになったことがあります。

2010年10月19日火曜日

外国語が苦手

 高給で恵まれた待遇のEU職員に、イギリス人の志願者が少ないという記事。

     Barriers blocking Brits in Brussels

 EUは全加盟国の公用語をEU公用語としており、英語・フランス語・ドイツ語に熟達していなければEU職員は務まらないのだが、イギリス人は外国語が苦手で不利なのだという。

"You have to have a very good level of French or German to get through our tests and there are very few Brits who speak a foreign language. I think that's the biggest single issue we face today."(EU採用担当のイギリス人職員 David Bearfield氏)
 似たような問題は日本にもあって、日本は国連への供出金で世界第二位なのですが、国連職員の数が少ないのです。

     国際公務員 国連で働く

2010年10月9日土曜日

獅子がいた島

 これが笑えれば、シンガポール通。
英語の字幕が出ているので、聞き取れなくても歌詞はわかります。

WE LIVE IN SINGAPURA the MTV version

歌っているのはシンガポールのコメディアン Hossan Leong。


すこし「語釈」をしておくと。
We kenna colonize というのは We've got colonized のシングリッシュ表現。
(kenna は被害・迷惑を受けたという感情を伴う受け身表現なのだそうな)

日本史に関係あるのは

Singapura very strong.
Big gun all ppointing wrong.
Japanese, came on bikes invade us from our backside.(※1)
ってとこですかね。

※1.シンガポールは英国にとって戦略的に重要な拠点であったので、大砲で重武装しており、
外洋からの攻撃には万全に備えていた。 
日本軍はコタバルから銀輪部隊でマレーシアを縦断し、ジョホール海峡を渡って
シンガポールを背後から攻め、陥落させた。
注釈不要かもしれませんが、Sinapura というのはシンガポールの昔の呼称。
(Lion City という意味のサンスクリット語に由来します)   

2010年9月27日月曜日

たまには景気よく!

 一時はかなりバブル化していたロシア経済。
 リーマンショック後に落ち込みはしたものの、また復活しつつあるようです。
 そのロシアで、社用小型飛行機の売れ行きが上昇中!

 Russian business aviation takes off again

2010年8月10日火曜日

雨ニモマケズ

 春雨ならば濡れても行けましょうが、真夏の豪雨となればそうもいきません。

 野外のロックコンサートも時に豪雨に遭うのですが……。

  Rain no pain for Japanese rock festival

 雨にも負けないフジロック・ファン(フジ・ロッカーズ)はSAS(イギリス陸軍特殊部隊)並みの装備であらゆる事態に備えているのだそうな。

Most festival-goers - known as 'Fujirockers' - came equipped like SAS soldiers, with garments and tools for every occasion.

鯨の味は?

 宮城県の鮎川での鯨まつり。

  Whale slaughtered in festival at Ayukawa coastal whaling base

 地元の人たちに混じって鯨を味わったのはアメリカ人英語教師。味は牛肉みたいだという。

An English instructor from the United States who lives in Ishinomaki said she ate whale meat for the first time and it tasted like beef.
【おまけ】共同通信の日本語ニュース
  宮城・鮎川で「鯨まつり」 水揚げに観光客から歓声

2010年7月10日土曜日

ビッグだとか、メガだとか

 ハンバーガーを食べると、顎が外れませんか? 

Big burgers 'damage jaws', say dentists in Taiwan

 8cmを以上の厚さのハンバーガーは顎によろしくないそうだ。 

2010年6月15日火曜日

国を思えば

 今回はニューヨーク・タイムズから。

   For North Korean Refugees, Little to Cheer About in the World Cup
 
 古臭い言い方ですが「人種の坩堝」のニューヨークだけに、さまざまな国の出身者が母国のサッカーチームのワールドカップでの活躍を応援しています。

 そのなかで、最も少数派の応援団と思われるのが北朝鮮。そもそもニューヨークにいる北朝鮮出身者というのは国連使節か少数の亡命者というぐらい。「同胞」意識で応援する韓国出身者はいるにせよ。
 亡命者にとっては、祖国の体制に対する不信もあります。また、身の安全を考えてる必要もあり、集まって応援というような目立った行動は取りにくい、という事情もあります。

 北朝鮮にいたときからサッカー少年だった脱北者のJoseph氏にとって、北の暮らしは悪夢だったが、それでもサッカーチームのワールドカップ進出は喜ばしいといいます。
“Even though I left the country I still miss my country; that is my motherland,” he said. “The North Korean players are not the persons who made me leave the country.”

天に唾吐く

以前にもニュージーランドの愚かな犯罪者の話を書いたのですが、今度もニュージーランド発。

 スケートボードなどを扱っている店に、泥棒に入ろうとした2人組。大きな石をショーウインドウに投げつけ、ガラスを割って侵入しようとしたのですが……。

  Smash and grab raid fails as burglar hit by own rock

 ガラスに跳ね返された石が、犯人の1人の頭に命中。あきらめた2人組は逃走した。

"We can see from the CCTV images, one of the offenders is seen throwing a rock at the window which then comes down and hits him on the head, at which point they flee the scene."

 ここまで詳しく報じられているのは、防犯ビデオに全部写っていたからなのだが、犯人はまだ特定されておらず、捜査は続いているとのこと。

2010年6月9日水曜日

ニンニン

 オーストラリア・シドニー。ドイツ人留学生を路上強盗が襲っただが、場所が少々悪かった。

    Hot pursuit ninjas save Australia mugging victim

 ニンジャ学校(a school for ninja warriors)のすぐそばだったのだ。
 事件に気づいたニンジャ生徒の知らせで、他の生徒達も強盗追跡に加わり、2名の強盗は5名のニンジャに追跡される羽目に。
 けっきょく犯人はニンジャの手で警察に引き渡されたそうな。
 
 これでオーストラリアではますますニンジャがはやる、のかな。

お得意様

 詐欺商法に引っかかったカモの情報は、その筋の間で流通し、二度三度と被害に遭うというのは日本でもおなじみの話。
 イギリスの金融サービス機構(Financial Service Authority)がそういうカモの名簿を発見、注意喚起のために名簿に載っている人々に手紙を送ったという。

    Fraudsters' 'suckers list' revealed by regulator

 この名簿は無価値な証券を売りつけている "boiler rooms" グループ内で流通していたもの。被害にあった Jim Gill氏のコメント。
"I would consider myself prudent and I've invested in shares before," he says.
"If I can be caught out I'm sure a lot of other people can be."  

 そこまで巧みな詐欺だったのか、Gill氏が少々自信過剰だったのか。

2010年5月31日月曜日

ついてない。

 旧ソ連やビルマ(ミャンマー)など、さまざまな独裁国家の取材経験のあるBBC記者 Sue Lloyd-Roberts(以下、ロバーツ記者)の目にも、北朝鮮は最も秘密主義の国と写ります。取材希望の中に北朝鮮のサッカーチームを含めたのも以下の引用文の通り、
I thought it might be polite to ask to film the country's football team which has, for the first time since 1966, qualified to play in the World Cup.
ワールドカップ出場を決めた北朝鮮へのサービス精神でした。北朝鮮にとってはサッカーチームの戦術は国家機密に相当するものであったようで、外国人ジャーナリストの取材は拒否されたのですが。

  North Korea - the most bizarre country in the world

 平壌のホテルである日、ロバーツ記者は外国人ジャーナリストが呆然としていることに気づきます。彼らはブラジル人記者で、ワールドカップ主催国の記者として北朝鮮のサッカーチームを取材しに来たという。
 ところが、毎日毎日、幼稚園だとか舞踏だとかを見物させられ、肝心のサッカーチームを取材させてもらえない。

 ロバーツ記者は「取材させてもらえない秘密主義の国」ということで記事が書けるわけですが、ブラジルの記者にとってはまったくどうしようもなく、受け持った国が悪かったというついてない話。

2010年5月13日木曜日

えせ科学と怪しげな歴史

「血液型と性格は関係がある」なんて信じているのは日本人くらい、という話はもともと知っていますが、記事中で気になったのは以下の箇所。

  Dating by blood type in Japan

One study compared the blood of people in Taiwan, who had rebelled against Japanese colonial rule, with the Ainu from Japan's northern island of Hokkaido, thought to be more peaceable.

(戦前の)ある研究では、日本の植民地支配に強く反抗した台湾人と、彼らよりは平和愛好的と考えられた北海道のアイヌ人との血液型を比較している。

 なんだか事実関係の理解が怪しいように思う。
 かりにそういう研究がされていたとすれば、台湾(具体的に書いていませんが、高砂族かな?)よりも、日本の統治により強く反発した朝鮮とか、侵略と徹底的に戦った中国の方が、研究の対象になりそうに思う。

 日本語版Wikipediaによれば、戦前から血液型性格分類が部隊編成などの役にたつと信じられて研究されてはいたようですが。

大日本帝国陸軍においても(…中略…)、血液型から将兵の気質・能力を分類することで、部隊編成の際に最も適した兵科・任務にあてることができるとの考えから、各部隊から将兵の調書を集め研究が行われたが、期待した結果は全く得られず、1931年に中止された。(「血液型性格分類」Wikipedia)

2010年5月12日水曜日

冤罪

 冤罪ってことでは日本も決して誇れるような Track Record を持っているわけではないのですが、

   China clears murderer after 'victim' shows up alive

 10年ぶりに殺されたはずの人物が現れて、冤罪が判明したというとんでもない話。

2010年5月6日木曜日

目立ちすぎ

 あの人が中国を訪問したのですが、

Much as in the children's book “Where's Waldo?” the proof that North Korea's leader, Kim Jong-il, is indeed traveling through China can be obvious, if somewhat headache-inducing to arrive at.

本人のつもりはともかく、まったく「お忍び」になってないのですね。

 ちなみに引用文中の “Where's Waldo?” っていうのは日本では「ウォーリーを探せ」って題で出版された本です。

2010年5月4日火曜日

ピーターラビット税

 ピーターラビットの舞台であるイギリス・湖水地方で自然保護のための寄付金を観光客に求めているのだが、光栄にも日本人団体観光客からはもれなく取り立てるようなシステムを導入するそうだ。

  UK's Lake District to ask visitor levy of 5 pounds from Japanese tourists

The levy is devised under the initiative of local tourism managers and Japanese tour operators to target those people on tours who have been left out of similar levies individual travelers are asked to pay when they check out of hotels in the district, according to local media.

But The Daily Telegraph said in its online edition, "It is thought to be the first time one nationality has been singled out to pay such a fee."
  

 強制的に「寄付金」を取ってしまう、ていうのはよろしくないですねぇ。(返金要求は可能、とはいえ)
 そんなことをするよりも「寄付をお願いします」という日本語のパンフレットでも作って、フロントとか客室内においておけばいいと思う。(たぶん、寄付を求められていることに団体旅行者は気づいていないと思うのですよ)
 湖水地方へ足を伸ばす団体観光客となれば、寄付を断るほどケチではないはず(中にはそういう人もいるかも知れませんが、少数派だと思う)。団体客の習性として、誰か一人がお金を入れれば、みんなで喜んで寄付するでしょう。
 日本の旅行会社(Japanese tour operators)はそんなことも考えなかったのですかね。
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 引用文中に引かれていた Telegraph 紙の記事のリンク
    Japanese tourists asked to pay £5 Lake District surcharge

祭りのあと

 いやまぁ、世界中どこでもバブルの後は寂しいもので。

  Ghost estates testify to Irish boom and bust

観光客

記事のタイトルは中国に初の台湾の公的機関が設置された、というものですが、記事の中で触れられていた別の事実のほうに興味を惹かれました。

Taiwan opens first office in China to promote tourism

台湾を訪れる外国人観光客の人数は、従来日本人が最多数を占めていたのですが、それが様変わりしたようです。

Last year, the number of Chinese visitors ballooned to 22% of the total number of foreign visitors, up from just 8.5% the previous year.

And in the first quarter of this year, Chinese visitors surpassed those from Japan for the first time as the biggest group of visitors.

昨年から中国の観光客が急増し、今年の1~3月の観光客数では日本を追い越したのだそうな。

養殖

 食料自給率が5%に満たないシンガポールで、IT技術も生かした近代的養殖事業の試み。

Farming fish in Singapore self-sufficiency drive

 天然資源の漁獲に対して国際的に厳しい目が向けられている昨今、養殖というのは注目を集めていく分野かも知れません。
 ちなみに、育てているのはガルーパ。個人的には「大味な白身魚」という印象で、特に好みではないのですが、現地では "Lucky Fish" として好まれているのだとか。

2010年4月24日土曜日

誤植に注意

 オーストラリアで出版されたパスタの料理本に、少々誤植がありました。

    Cook-book misprint costs Australian publishers dear

 freshly ground black pepper(挽きたての黒胡椒)とあるべきところが……。

2010年4月13日火曜日

Kyrgyzstan をなんと読む

 いや、もちろん日本語では「キルギスタン」なのですが、英語でなんと読むのか? という話。

   How to Say: Kyrgyzstan

 記事によれば、「カーギスターン」(ターンにアクセントが来る)という感じのようです。

kur-gist-AAN (-ur as in fur, -i as in sit, -aa as in father, stressed syllables in upper case)

 念のため。原語の発音を忠実に再現するのは英語母語話者には難しいので、あくまで(BBCで放送する)英語としてどういう発音が正しいかという議論です。

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【補足】
 「日本語では『キルギスタン』」と書いたのですが、Kyrgyzstanを国名と解すのならば「キルギス共和国」ですね。
 まぁ、Kyrgyzstanをカタカナでなんと読む? ということなら「キルギスタン」なのですが……。(2010/4/14)

2010年4月10日土曜日

ひとこと多い!

 アメリカ人コメディアンのロビン・ウィリアムスがオーストラリア人を "Red Neck"(田舎もん、ぐらいの訳でいいのかな)とネタにし、オーストラリア首相のラッド首相をからかったことから話は始まった。

      Chain of offence over Robin Williams 'redneck' jibe

 「オーストラリアは変な国だ。ダーウィンがオーストラリアに上陸したら、きっとあわてて去っただろう。『なんでこんなところに来てしまったのか? 俺は一体なにを考えていたのだ?』」
 ちなみに、ダーウィンはオーストラリアにも上陸していたとのことで、ウィリアムス氏は少し的外れだったようだ。
 で、ラッド首相が反撃したのだが、不用意な発言があった。「オーストラリア人を『田舎者』などと言う前に、ロビン・ウィリアムスはアラバマででもしばらく過ごせばよかったのだ」
 今度はアラバマ州知事が怒った。「もしアラバマにくれば、礼儀正しく勤勉で創造性にあふれた人たちが暮らしていることに気づくはずだ」「ラッド氏がアラバマを知らないのは明白だ」と反論した。

 まぁ、アラバマ州知事にはとりあえず問題発言がなかったようなのだが、みなさんひとこと多かったようだ。

赤い星

北朝鮮で "Red Star" という新たなOSが販売されているそうな。

North Korean Red Star operating system details emerge

中身はLinuxベースだが、マイクロソフトオフィスの影響も認められるという。 マイクロソフト・オフィースの影響を受けたオフィース・プログラムが同梱されている(※)。
北朝鮮国内では$5で売られているこのOS、パソコンユーザーがほとんどいない北朝鮮で一体誰が買うのか?
記事によればロシア人ブロガーが使用体験記を書いていたとのこと。北朝鮮を旅行する外国人で、かつ物好き(おたく)ぐらいしかユーザーがいないような気がする。

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※:下線部の理解を誤っていました(2011/9/16)。
いまだによくわからないのですが、「マイクロソフトの影響を受けており、同社(software giant)のオフィースプログラムのオープンソース版」っていうのは、オープン・オフィースのことですよね?
It is Linux-based but is heavily influenced by Microsoft with open-source versions of the software giant's Office programmes, including several familiar games.

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2012/5/14
  田中宇の国際ニュース解説北朝鮮で考えた(3)で、金日成総合大学のパソコンについて「OSは、マイクロソフトのウインドウズと、リナックスベースの国産OSが混在」との記述があります。

見落としていた?

体長2mに達する新種の大型爬虫類がフィリピンで発見されたそうなのだけど、生物学者たちはそんな大物になぜ今まで気づかなかったのか?

  Giant lizard species discovered in the Philippines

 ちなみに、現地の部族にとってはこれも貴重なたんぱく質補給源。捕まえて食っていたそうな。

2010年3月28日日曜日

マイクのテスト中

 地中海でのクロマグロ漁業が討議されたワシントン条約会議での一こま。

 この会議では電子投票システムが導入されているのだが、論争的な課題を扱っているだけに慎重を期し、各国代表団参加の元で以下の質問に対する投票がテストとして行われた。

質問:ドーハはカタールの首都である。(はい、いいえ、棄権)

 この質問に対して、「いいえ」が2票、棄権が1票投じられた。
 いいえを投じたのはクロアチアとカメルーン。棄権したのは、「長年の国連安全保障委員会での習性にひきづられたかと思われる」中国。
  
  How bureaucrats decided not to save the bluefin tuna

 BBC記事のタイトルで明らかなように、記者は漁獲規制派で少々辛らつな表現を使っているのですが、その辺は原文でどうぞ。

 おのぼりさんの感想としては「まったくもう、国際会議でウケ狙ってるんじゃないよ……」。 (^^;)
 

2010年3月18日木曜日

酒と薔薇の日々

 中国のニュース。

 酒と女におぼれ、日常的に賄賂を受け取るという優雅な私生活をネット上の日記につづった国営タバコ会社の職員が逮捕された。

   China official arrested over salacious online diary

 汚職取締りが強化されている昨今の中国で、少々大胆すぎる日記だったようです。

少シカ

 少ないシカではなく少ない子どもの話。

 台湾では、少子化防止のスローガンを懸賞金つきで募集している。

  Taiwan seeks baby-boosting slogan

 女性一人あたりの出産数が1.0で、人口を維持するために必要とされている2.1を大きく割り込んでいる状態とか。
 

金正日の買い物係

 外交官パスポートを持ち、オーストリアを拠点に金正日の買い物係を勤めた男性が手記を執筆。

   The man who bought gadgets for Kim Jong-il

2010年3月14日日曜日

アクロポリス売ります?

財政危機のギリシャ。ドイツの与党の政治家からは「エーゲ海の島を売ればいい」とコメントも出ているとか。

  Greece should sell islands to cut debt - Merkel allies

 ドイツのBild紙には "Sell your islands, you bankrupt Greeks - and the Acropolis too!" と見出しが躍ったそうな。
 

瓶詰めの幽霊

 ニュージーランドで、祓魔師(エクソシスト)が幽霊を閉じ込めた小瓶がオークションに出されたそうな。

 'Bottled ghosts' sold in New Zealand auction
 
 オークションにはたくさんのコメントが寄せられたのですが、一番面白いコメントはこれ。
[O]ne reader suggesting he too had spirits in bottles in a cupboard at home.

"I think they are called Jim Beam and the other is Johnnie Walker," he said.

2010年3月7日日曜日

いじめはいかん

 こんなのもBBCの記事になるんだ。

   Japan's Princess Aiko 'bullied at school'

津波に注意

 日本でも、津波の警報を無視したサーファーや観光客が問題になっていますが、オーストラリアでも同様の問題があったようです。

   Australia to review tsunami warnings

 まぁ、向こうは夏だしね。日本よりも余計に難しいかもしれない。

一本釣り

 当たり前な話だが、底引き網に比べれば一本釣りのほうがずっとエコなのだそうな。

 焼津の漁業会社が一本釣りの魚のみを扱うことでMSC(Marine Stewardship Council)の認証を取り、差別化を図ろうという試み。

  Can eco-friendly fish be big in Japan?

2010年2月28日日曜日

椰子の木

 日本人が抱く熱帯のイメージとして、ヤシの木がありますが、ヤシ油を取るためのプランテーションが既存の森林を侵食し、野生動物のすみかが失われているという問題。

   Orangutan survival and the shopping trolley

人手不足

 景気後退からいち早く立ち直った中国。珠江デルタ(広州・深圳・東莞を含む地域)では人手不足が始まっているとか。

  China's Pearl River manufacturing hub 'lacks workers'

2010年2月20日土曜日

不適切なコンテンツ

 オーストラリアでのインターネット検閲の動きに、反対が広まっているという記事

  Google and Yahoo raise doubts over planned net filters

 このブログでは過去に検閲ソフトなどで中国のインターネット検閲などを取り上げてきましたが、意外な国がインターネット検閲を言い出したものです。
 中国のフィルターシステムは「万里のファイアーウォール」(China's great firewall) などといわれますが、じゃぁオーストラリアのは「グレート・バリア」(Great barrier)なのですかね。

サメニモマケズ

 オーストラリアで60歳の女性がサメに襲われ、大量に失血しながらもサメを撃退、ぶじ生還したという。

  Australian grandmother beats off attacking shark

2010年2月15日月曜日

次世代の指導者

イギリスの公的文化交流機関で、日本でも英語教室を展開しているブリティッシュ・カウンシルが、意外な国で活動していることを知りました。
 東アジアで最も閉鎖的な国・北朝鮮にも英語教員を派遣しているのです。

  Meeting North Korea's 'Generation next'

 北朝鮮の次世代エリートたちは意外に英語に堪能なのだそうな。 

コイン

 チリ造幣局が鋳造した硬貨の国名が誤っていて、造幣局長が解任されたという事件。

  Chile mint boss pays the price of coin spelling howler

 50ペソ硬貨(米貨10セント相当)の表面に、本来CHILEとつづられるところが、CHIIEと誤っていたのだそうな。

象は走るのか

 象が高速移動するときには「走りながら歩いている」らしい。
 最新の研究結果では、象の前足は走り、後ろ足は歩くのだそうな。
 
   Do speedy elephants walk or run?

 もっとも先行する研究では、象の前足は歩き、後ろ足は走るというものが複数あり、まだまだ答えは出ないのかもしれません。

2010年2月14日日曜日

その後の「タクシードライバー日誌」

 タクシードライバー日誌で紹介した「分子生物学の博士号を持つタクシー運転手」のブログが本になったという告知。

   Announcement from "A Singapore Taxi Driver's Diary"

 このブログで紹介して以来、A Singapore Taxi Driver's Diaryを愛読してきたので、人ごとながらうれしいです。

怒れるギリシャ人

 ギリシャの財政危機が話題になっているのですが、ギリシャ経済を取り上げた記事。

  No tax please, we're Greek

 財政赤字を改善するために徴税を強化しようとしているのですが、脱税が当たり前という問題の根深さ。

2010年2月11日木曜日

チーズバーガー

 オランダのマクドナルド店員がハンバーガーを買ったのですが、その後「チーズもおまけしてよ」と頼んで、チーズをもらったそうです。で、売ったほうの店員が解雇されたという事件。
 マクドナルドには、製品を家族・友人・同僚などにただであげてはいけないという規則があるそうで、ハンバーガーにチーズを付けたのなら、チーズバーガーの料金を取らなければいけないのに、ハンバーガー分の料金しか受け取っていない、というのが解雇の理由。
 この件が裁判になり、判決では「わずかチーズ一切れで解雇はいきすぎ」とし、店員に対する処分としては文書による警告が適当となったそうな。

  McDonald's 'wrong' to fire worker over cheese slice

 会社と店員のどっちもどっちだとは思うのですが、日本でも「名ばかり管理職」で有名になった会社(オランダと日本は別法人だと思いますが)だけに、いかにもという気はします。

山椒魚

 日本の天然記念物・オオサンショウオの話。

  Giant salamander: Human threat, human promise

 一時、高く売れる中国の山椒魚を日本国内で養殖しようとしたことがあったそうで、その中国山椒魚が生態系に混入し、混血が進んでいるという問題もあるそうな。

2010年2月3日水曜日

お疲れさまでした。

以前、ターミナルという記事に書いた中国の人権活動家・馮正虎(Feng Zhenghu)の話。

 細かいところは原文記事を見てほしいのですが、在日中国大使館員との話し合いの結果、いったん日本に入国した後、中国へ帰国するという形で決着したようです。

   China activist set to end protest at Japan's Narita

 成田に篭城(!)しているということだったので、おのぼりさんが旅行に出る際にでも御本人と会えるチャンスがあるかな、と密かに期待していたのですが、その機会なく終わりました。
 もちろん、馮さんにとってよいことでありますが。

【2010/2/15追記】
 中国帰国時の状況がニュースにあがっていたので、リンクを載せときます。

   China 'airport limbo' activist allowed into Shanghai

 

2010年1月29日金曜日

なに見てんだか、BBC

 google の姉妹サイト Goojje が中国に登場、って記事なのだけれど、写真に写っているのは Google と 百度(中国のサーチエンジン)のあいのこみたいな怪しいサイト。

    Google 'sister' launches in China

 Goojje の jje は中国語の「姐」(姉)を当てているのだそうで、

Goojje has a message on its site which reads: "Sister was very happy when brother gave up the thought of leaving and stayed for sister".

 Goojjeのサイトには「Google(brother)が中国撤退を中止し、姐のために残ってくれればうれしい」と書かれている
のだそうだが、なんだか納得がいかない。(商標権は? とか思ってしまう。最初に写真を見たときには「これは百度の謀略か?」と本気で疑ってしまった)

こちらのガーディアンの記事は、おのぼりさんが疑問に思ったようなところを押さえていて、すなおに読める。(写真が秀逸)

   Google and YouTube copies launch in China

 このブログの引用元はほとんどがBBCのニュースサイトで、情報源として有用だと思っているのですが、今回の記事はいただけません。
 

大統領の趣味

 インドネシアのユドヨノ大統領が3枚目になるアルバムを発表。

  Indonesia President Yudhoyono releases third pop album

In a message on the album cover, Mr Yudhoyono said that he liked to use his free time in between his "struggle to serve the country" to "express [his] feelings in the form of arts".

アルバムジャケットのメッセージでユドヨノ大統領は、「公務に全力をささげる」一方で、公務の合間の自分の時間は「自分の感情を芸術で表現する」ことに使うのを好むと書いている。

2010年1月25日月曜日

少子化

 日本以上の低出生率に悩む韓国。
 保健福祉家族部は残業禁止の日を設け、家族の団欒と子作りを推奨するしているそうな。

  South Koreans told to go home and make babies
 
 少し笑える(おのぼりさんは独身だからあんまり笑えませんが)のは、ビデオでインタビューを受けていた官僚は、独身で早帰り日には父母と過ごすとのこと。

一粒の麦

 2006年、Googleが中国に参入した際、"Don't be evil” という同社の社是に反するのではないか、と批判を浴びました。
 いま、同社が中国撤退に向けて動いているなか、こんなユーザーを持ったのは誇ってよいでしょう。

"In the past, I have always been very supportive of our country's positions," said one internet user after US Secretary of State Hillary Clinton's criticism of China's internet censorship.

"Now I suddenly feel that I really agree with the views of the US. Have I just woken up?"

 元記事:Google builds loyal following in China

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【訂正】Googleの中国参入は2006年なのですが、何を血迷ったのか(19)86年と書いていました。
    訂正します。(2010/1/29記)

フカヒレ

 中華料理の専門家で「何でも食べるイギリス人」と中国人に評されている Fuchsia Dunlop さんが、フカヒレをめぐる環境問題や残虐な取り扱い(生きたさめのヒレだけ切り取ってそのまま海に投げ捨てる)などから、豪華な晩餐のフカヒレを食べなかった話。

  Refusing to eat shark's fin at a Chinese dinner party

 「なぜフカヒレを食べないのか」と問われて、彼女はフカヒレをめぐる問題を語るのだが、それがきっかけで食と環境(sustainability)をめぐる会話に広がったという。

My dinner companions had not heard this kind of stuff before and certainly not from me, who they know as the Englishwoman who eats everything.

But when I had finished, to my surprise, they thanked me for my honesty and we ended up having a long conversation about food and sustainability.   

 こういう形で穏やかに語り合えたのは、やはり「何でも食べるイギリス人」で中華料理への関心の深さがしられている Dunlop さんだからなのでしょうね。

2010年1月20日水曜日

ゴルフで差をつけろ

 国際社会で生き残るためには、ゴルフぐらいやらなきゃね、という中国の早期教育熱。

   China's children turn to golf in a bid to get ahead

 花形満はテニスだったなぁ。昭和の(1960年代あたりか)日本をアナロジーに中国を見ればよく分かる、というのがおのぼりさんの仮説なんだけれど、時代はもう少し先にいってるようです。

お犬さま、お猫さま

 イギリス人、あほや、とこんな記事を書いたのですが、日本人もあんまり賢くないのかねぇ。

   Japan’s pampered pets

 記事中で少し驚いたのは、「少子化が進む日本では、10歳以下の人口よりの犬の数の方が多いといわれている」という記述。(9枚目の写真のコメント)

2010年1月18日月曜日

この寒波で何が売れたか

 この寒波で何が売れたか?(イギリスの話です)

  Sales of dog coats rise by 70% in cold weather

 犬用のコートが前年比70%増の好調。^^;)
 まぁ、バーバリーの国だしね。

2010年1月6日水曜日

親切という名の失礼

 日本の鉄道には女性専用車両がありますが、中国河北省の石家荘市には女性専用駐車場が登場したそうな。

  China shopping centre builds 'car park for women'

 ピンクや紫で装飾した駐車場では、通常よりも駐車スペースを1メートル広目に取っており、「強い色彩感覚を持ち、車体感覚が異なる」女性に向けなのだと。

 

害獣カンガルー

 旱魃に苦しむオーストラリアの話を渇いたラクダに書いたのですが、旱魃後の雨で生え始めた草をカンガルーが食い尽くす、というのが今回紹介する記事。

 Kangaroo 'plague' follows Australian rains

 羊用の牧草に数千頭のカンガルーが群がり、♪たちまち牧場も丸裸♪