2009年6月22日月曜日

観光ガイド

 世界不況の震源地、ウォールストリート。
 どうせ観光するなら、こんなガイドはいかが?

 Ex-trader works as Wall St tour guide

ワニだワニだ!

 オーストラリアの救急ヘリコプター・パイロットがワニを発見。もっと近づいてみようとして、墜落。救援が来るのに時間が来ると考えた彼は、同乗していた友人を……。

 沈着な処置(?)を取った割りに、そもそもの墜落の原因が……。

 Crocodile causes helicopter crash

貧者のネットバンク

 携帯、というのはかなり貧しい国も含めて世界中に広がっています。で、銀行口座を持たない人たちの多い貧しい国で、携帯を利用したネット銀行を、って話なのです。
 「ATMもないのに、どうやってお金を預金したり引き出したりするのさ?」という疑問をもたれた方、答えは記事で。

 Africa pioneers mobile bank push

2009年6月18日木曜日

風紀委員

 不適切な動物裸体写真に書いた中国の検閲ソフトですが、国内外の非難を浴びて、検閲ソフトの「使用は強制ではない」と後退しました。
 記事の写真は検閲ソフトを擬人化した"Green Dam Girl"。

 China clarifies web filter plans

大胆な婚活

 結婚情報サービス会社のウェブページで婚活中の韓国人女性実業家。
 資産は1800万ドル。応募した男性は約400人。

 Hundreds seek to wed rich Korean

2009年6月14日日曜日

密漁

 IWC加盟国だったソ連はかつて、商業捕鯨禁止を破って秘密裏に捕鯨を行っていたのだそうな。

  Re-telling the Soviet harpoon race(BBC)

 この記事、「捕鯨は悪」という捉え方ではなく、鯨の頭数の回復なども押さえた冷静な議論で、好感を持ちました。

不適切な動物裸体写真

 中国の全てのパソコンにインストールすることが義務付けられた「検閲ソフト」。

  China's computers at hacking risk(BBC)

 「政治的な検閲ではなく、不健全なサイトへのアクセスを禁止する」というのが当局の言い分です。
 「Windowsでしか動かないソフトなので、Macユーザーには関係ない」「Internet Explorer からエロサイトにアクセスするとブロックされるが、Firefox からだとアクセスできた」、とか「豚の画像はブロックされたが、黒人のヌードは見れた」(肌の色でヌードを判別しているのだそうな)など、今のところ、笑える点もあるのですが……。

勇気

 髪を赤く染めたあんまり医者っぽくない法医学の女医 Pornthipさん。
 見かけとは裏腹な勇気に感心します。

 Thailand's fearless 'Dr Death'(BBC)

2009年6月10日水曜日

万里の防火壁

 天安門事件の記憶。
 ツイッターに載せた声は、"万里のファイアーウォール"(great firewall of China) から滲み出し世界に届く、のか?

  Twitterers defy China's firewall

ラブホにお布施

 朝日新聞社の asahi.com にこんな記事が載っているなと見てたら、同じできごとがBBCにもあがっていました。
 BBC記事には "local media say" なんてついているし、朝日の記事の最終段落(このあと引用します)に照応するコメントが出てくるので、たぶん朝日の記事をみたBBC記者が取り上げたのでしょうね。

  Japan group in 'love' cash ploy(BBC)
  ラブホ休憩料を「お布施」に 宗教法人14億円所得隠し(朝日)

 朝日の記事は割と早くにリンク切れになる(古い記事は有料サービスで読めるようです)ので、若干引用しておきます。
 記事と写真を見る限り、実際にホテルに入って取材したみたいですね。

--<引用開始>(下線は引用者)
ホテルは、客から得た休憩料や宿泊料の6割ほどを課税対象の売り上げとして計上し、残りは客からのお布施(喜捨)扱いにしていた模様だ。フロントに問い合わせると、宿泊料の5500円のうち「2千円を喜捨に充てる」と説明した。
<引用終わり>--

 ついでに、BBC記事の最終段落
--<引用開始>(下線は引用者)
One hotel manager was quoted in the Japanese media as saying that the room rate was 5,500 yen ($55, £34) and that 2,000 yen of that was donated to charity.
<引用終わり>--


  

2009年6月8日月曜日

失う悲しみ

 交通事故がきっかけで重い障害を負った子を懸命に支えてきた夫婦--妻は日本人、夫はイギリス人--が、5才の子の死後、遺体をリュックにつめて、崖から飛び降り自殺したという事件
 「心中」という日本的な事件(※1)がイギリスで起きたわけですが、子を亡くした親の悲しみの深さは共感をもって受け止められた(※2)ようです。

Tributes for suicide couple flood Web site(Japan Times)

引用:
※1.
  Kazumi Puttick, 44, and her husband, 34, decided to end their lives at the notorious suicide spot of Beachy Head, near Eastbourne. What makes this case highly unusual is that it involved a family.

※2.
  Hundreds of messages have been left on the family Web site. The postings are nearly all sympathetic and include comments from many parents who have also lost children and experienced similar feelings of despair.

2009年6月7日日曜日

無茶はいかん

駆け込み乗車は危険ですが、電車にしがみつくのはもっと危険だと思います。

Tourist clings to Australia train(BBC)

2009年6月3日水曜日

あれから20年

 天安門事件を回顧する報道中で興味を引かれたのが、この記事。

 Tiananmen killings: Was the media right?(BBC)

 当時の事件の報道に当たったJames Miles記者による記事です。天安門事件を英語ではTiananmen massacre といいますが、この表現は以下の点で事件の性質を正しくあらわしていないと指摘します。

 1.massacre(虐殺)という点では、天安門周辺に限ればほとんどなかった
 2.当時のデモンストレーションが天安門周辺に閉じ込められていたわけでなく、
  広い範囲に及んでいた。

 1.を補足すると、北京という広がりで見れば虐殺があったという点に異論はなく、「天安門」という狭い範囲に限定した名称がよろしくないという議論です。
 「虐殺はなかった」「まぼろしだった」と主張するリビジョニストのおなじみの論法がありますが、Tiananmen massacreという名称ゆえに、「天安門では虐殺はなかった」「天安門事件はなかった」という議論を招かないように、当時の状況をあらためてただしく伝えようというのが記事の趣旨です。

 ついでながら。事件を当時のビデオや音声で振り返ったこの記事もお勧めです。

 Timeline: The Tiananmen protests(BBC)