2012年8月20日月曜日

お葬式

 仏教国・ビルマ(ミャンマー)は、日本と同様に葬式に金がかかります。
Shwe Ze Kwetさんは、貧しい人たちが葬式を出せるようにという支援活動を推進しています。

The movie star's wife who set up a funeral charity

  死にまつわるタブーの意識から、最初は周囲に理解してもらえなかったといいます。
  ビルマを代表する映画スターの妻で、裕福な家柄の出身ですから、なおのことです。

 それでも、「こんな風に人の役に立てる仕事なのだから」と彼女は自分の経験を語ります。

 すでに父を失った十代の少年が、母親の葬式を出そうとしていたのですが、お金がありません。 「もしも私たちの助けがなければ、彼は家を売るしかなかった」「彼の話を聞いた時、これ以上値うちのある仕事があるだろうかと思った」と彼女はいいます。
"He would have lost his home if we hadn't helped him. His father was already dead and he was living with his mother before she died. When I heard his story I told myself that I could not have chosen a better job."
 
 サイクロンでで多くの死者がでた2007年、被災地で活動していた彼女は拘留されます。ビルマ政府は当時、NGOの被災地での動きにかなり神経質で、海外のNGOからも非協力的と批判を浴びていました。
  拘留中の彼女は、意外にも看守から励まされたといいます。(あえて訳してませんので、読んでください)
 [A] female police officer that perhaps she ought to give up her charity work as it was not endearing her to the authorities. The officer begged her not to, saying that her own mother had died the previous year, and her charity had helped bury her. 
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 ビルマ(ミャンマー):
  日本の主流マスコミは「ミャンマー」と表記するのですが、独裁政権が勝手に決めた名前を嫌って、欧米メディアでは「ビルマ」(Burma)と表記するのが通例です。(BBCも例外ではありません)
 かつてスーチーさんの本を読んで感動した私も、同じ理由で「ビルマ」の表記をとります。 

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